夏の鎌倉を彩る「鶴岡八幡宮」|涼やかな風と伝統に触れる旅

(画像:Unsplashより)
鎌倉の中心にそびえる「夏の象徴」
鎌倉を訪れる夏の旅で、まずおすすめしたいのが鶴岡八幡宮。 源頼朝が鎌倉幕府の守護神として整備して以来、800年以上にわたり人々を見守り続けてきました。
真っ直ぐに伸びる参道「若宮大路」を歩き、大鳥居をくぐれば、木々の緑と夏の陽光が織りなす美しい光景が広がります。
涼を感じる「源氏池と平家池」

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境内に入ってすぐに目を引くのが、左右に広がる池。 右手が「源氏池」、左手が「平家池」と呼ばれ、夏には一面に蓮の花が咲き誇ります。
蓮の花越しに赤い橋や朱塗りの社殿を眺めれば、まるで絵画のような景色。 写真好きには絶好のシャッタースポットです。
大石段を登れば鎌倉の街並み

(画像:shutterstockより)
鶴岡八幡宮といえば、参道の奥にそびえる大石段。 汗ばむ季節に少し大変ですが、登りきった先には、木々の間から見下ろす鎌倉の街並みが待っています。
本宮(上宮)は国の重要文化財であり、歴史の重みと清らかな空気を感じられる場所。 夏の青空に朱色の社殿が映える光景は、鎌倉旅行のハイライトといえるでしょう。
夏ならではの行事「ぼんぼり祭り」
毎年8月に行われる「ぼんぼり祭り」では、境内に数百基のぼんぼりが並びます。 灯りの中には著名人や文化人による絵や書が描かれていて、日が暮れると幻想的な雰囲気に包まれます。
昼間の鮮やかな風景とは一変、夏の夜を彩る静かな祈りの時間を体感できます。
鶴岡八幡宮ぼんぼり祭の雰囲気をもっと知りたい方は、鎌倉市の公式サイトに掲載されている写真をご覧ください。
👉 鎌倉市公式サイト:ぼんぼり祭り
豆知識:大銀杏の再生
かつて石段脇に立っていた大銀杏(おおいちょう)は、鶴岡八幡宮のシンボルでした。 2010年に倒れてしまいましたが、その株から新しい芽が育ち、再生の象徴として親しまれています。
夏の青葉に包まれる若木は、力強い生命力を感じさせ、訪れる人に希望を与えてくれます。
鶴岡八幡宮の基本情報
まとめ
鶴岡八幡宮は、夏の鎌倉を象徴する存在。 池に咲く蓮、石段からの眺望、夜を彩るぼんぼり祭り――。
昼も夜も異なる表情を見せてくれるため、1日かけてゆっくり過ごすのがおすすめです。
歴史と自然、そして夏ならではの風景を一度に楽しめる鶴岡八幡宮。 この夏、鎌倉を訪れるなら必ず立ち寄ってほしいスポットです。